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2010年10月25日 (月)

2009夏旅 ⑥京都 後編 >> 滋賀

2009年8月の旅の記録です


 朝は一番ホテルから近い名所、下鴨神社へ。糺の森は心身ともにリフレッシュできますね。何かこう、リセットできたような感じです。今日の旅の無事を祈願して下鴨神社を後にします。

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 自分が鴨川にハマって京都好きになったと同時に、とても影響を受けた円通寺へ向かいました。だけど勇み足、開く前に伺ってしまい、その前に近くの岩倉にある実相院へ。
 ここは今は「床緑」、秋になれば「床紅葉」として有名です。他にも煌びやかであっただろう狩野派の襖絵など見処があります。

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 残念ながら床緑を撮るのはご法度ですが、お庭は撮影OK。水場(と言うんでしょうか)の右横には秋海棠の花がつぼみを付けています。

 実相院を出て深泥池を通り、再び円通寺へ。
 以前、円通寺は全く撮影はダメでカメラを預けて入ったのですが、最近はお庭だけは撮影ができるとのこと。有難いです。

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 この庭は小ざっぱりとした感じですが、比叡山の借景になっています。枯山水ではあるんですが、余計な造り込みがないように感じます。無造作に見えて計算されているはずの石の配置。年月を経て侘びや寂を醸し出しています。
 まぁ言うても庭の見方など知らない全くのド素人ですから、単純にこれが好きで。初めてこの庭を眺めたとき、すっと何かが落ちて行く、取れていくような感覚になりました。それから何度も通っていましたが、ここ数年なかなか来られませんでした。

 以前ご住職が、外国人の方が中心になって反対運動をしているが近いうちにマンションが建ってしまうかもしれないので、今のうちにお庭を見ておきなさいと言われていたのですが、どうやらマンション建設はなくなったのでしょうか。庭は以前と変わらずスッキリと比叡山を眺めることができます。
 四季折々見に行きたいので、やっぱり京都に住まないとならんですね。

 昨夜買うことができなかった四条の「丹波屋」さんで待望のおはぎを買って、車の中で腹ごしらえをした後は三十三間堂(蓮華王院)へ。中学の修学旅行以来です。

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 やはりこの日も修学旅行の学生さんが多数いました。しかし子供の頃には全く興味がなかったことや、目に入らなかったことが、いい加減大人になっているのでどんどん感覚に浸み渡ります。千体千手観音など、何でそんなに作らはったのか、当時の人々の情熱と名誉を掛けた作業だったのでしょうか。

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 千体千手観音や風神雷神など仏像も数多く、見応えはあります。本堂の柱の間が三十三あるそうですが、その三十三という数字は観音菩薩の変化身三十三身に基づくなど、昔の物には必ずと言っていいほど意味があるんですよね。深いです。

 三十三間堂の次は京都を後にして滋賀へ入ります。滋賀も大好きな場所なんですが、京都を去る時は毎回ぐっと胸に込み上げてくるんですよね。また来るよ京都。

 滋賀。2度目の三井寺(園城寺)です。ちょっと暑さで歩き回るのがつらくなって参りました。でも頑張ってきました。

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 左甚五郎作と言われる龍。この方、全国にいたのでは?と思うくらいあちこちで見掛けます。中には左甚五郎作という偽物もあるでしょうが、それだけ使いたくなるビッグネームなんですね。ちなみにここのは本物でしょう。

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P8240335 階段を上がれず家族を見送った場所です。もうギブアップでしたね。上がれば琵琶湖が一望できたでしょう。
 寺を出る前に茶店で一服。テレビでは高校野球。テーブルにはクリームコーラ(関東ではコーラフロート)。あるべき自分の夏です。





Pa0_0003 堅田の浮御堂(うきみどう)です。奈良のは浮見堂。ややこし。
 ここへは数回来ています。いつも天候に恵まれて、湖を渡る風が暑さを吹き飛ばしてくれます。ってことは冬は寒いことでしょうね。
 お隣に素敵な料理旅館があります。かなり“通”な大人の料理旅館が。お食事だけでも琵琶湖ならではの四季折々のものを頂けるようです。
 ここへ泊って浮御堂と月を一緒に眺められたら、どんなに素敵でしょう。今後の旅の選択のひとつに入れたいと思います。

 堅田の「しまむら」なんぞで買い物をし(東京にはあまりないですから)、宿へ向かいました。

 今夜の宿は雄琴温泉の湯元舘。昨年、近所の宿に泊まって温泉だけ湯元舘で入ったのですが、ひと眼でこの宿に魅入られてしまいました。今回、割安な宿が多かった分、ここで少し上乗せして癒されたいと思います。

 出迎えてくれた青年はアロハ風なシャツを着てました…。それはそれでアリかな。
 お洒落な意匠の通路を歩いて案内されて行った部屋は、この宿の中では比較的リーズナブルで気軽なツインの部屋。でも、仲居さんの今まで経験のないきちんとした説明、ご挨拶。ここはちょっと格が違うぞと感じます。

 素晴らしいことは他にもあります。浴衣。女性だけ選べるなんてのは今どき当たり前にありますが、ここでは部屋のクローゼットに簡単な箪笥がしつらえてあり、きちんと全サイズ置いてあるのです。ちょっと感動しました。自分は小柄なので「小」でも大きい場合がありますが、こちらの小は自分にぴったりでした。女性用の選べる浴衣は逆に有料にしているようですが、外出するような所ではないので不要かと思います。

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 テーブルにはお茶うけに、琵琶湖の名産の佃煮などが。また、仲居さんが蒸し器を火にかけて饅頭を蒸してくれます。最初から驚きの連続でした。それともこんなのは当たり前でしょうか?だとしたらお恥ずかしいですが、行き届いているのは間違いありません。

 感心する個所はたくさんあります。いわゆるこういう場で言う「ラウンジ」というお酒を飲む場所はきっちりとドアで防音されており、音漏れがありません。またゲームセンターや卓球もできるのですが、地下なのでこちらも音漏れなしです。
 観光旅館によくある酔っ払いのおっちゃんのわめき声やカラオケの甲高い合いの手なんかは全く無縁でいられます。

P8240347  内装は和モダンのセンスの良い意匠、スマートなサービス。すでにもう快適です。
 露天風呂付きの部屋などもありますし、もっと高額なお部屋だと一体どうなってしまうんでしょうか。自分たちはこれで十分な気もします。

 エレベータホールには概ね椅子があります。お年寄りにも優しいですが、その椅子のひとつひとつが個性的です。

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 お風呂の良さは分かっていたので、食事が気になっていました。パーテーションで区切られた個室に通されました。
 これまで通り、自分たちはたくさんのご馳走を並べられても食べ切れないので、あれば軽めのプランにしています。が、量より質の食事です。ひとつも文句はなし。これはまだリーズナブルな方なのにこれで十分だと感じます。

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 左上の画像:ハート型のグラスにはフルーツワイン。その上は鯛とイカのお造り。真ん中は焼鮭寿司。その左にスズキの西京焼、タコの柔らか煮、焼き茄子
 右上の画像:冬瓜饅頭
 左下の画像:利久うどん(家族も小食なのにおかわりしてました)
 右下の画像:近江牛ステーキ

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 上の画像は、豚角煮北海餡かけ。右がスプーンで持ち上げた図ですが、これがまた…絶品♪

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 左上の画像:さっきの近江牛を焼いてる図。しつこいけどな、物凄くいいお肉でしたので。自分はどこぞの有名牛より近江牛好きですし。でも湯元舘ではこんな食事は序の口。チャンピオン牛とか食べられるそうですよ。
 右上の画像:引き上げ湯葉。今回の旅で2年分くらい湯葉を食べました。
 左下の画像:ご飯に鶏そぼろを乗せてお出汁を張ってお茶漬け。これはサービスだそうです。お腹がいっぱいでもすっと入るのがお茶漬け。
 右下の画像:マンゴープリン。これまた別腹です。

 他の宿の食事は正直ざっとしか記録する気がなかったのですが、ここへきて俄然やる気になりました。

 担当して下さった仲居さんから『近江商人』のお話も。確かに昔から近江でご商売をやってはる方は商売の何たるかをちゃんと心得ていらっしゃる気がします。この宿もそうです。

 食後いったん部屋に戻るとベッドのお部屋ですが、簡単に片付けの方が入っていました。さっき飲んだお茶の茶碗などきちんと片付いています。その上、下の画像のように紅茶のセットが。紅茶はノーマルなものに加え、アップルティーなどフレーバーティーもあります。ティーカップが中国茶を飲むような小さくて可愛いのも、女性のハートを鷲づかみ間違いないですね。

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 食後は、食事前に予約していた指圧マッサージを受けに館内のスパエステへ。最初に簡単なカウンセリングもあります。
 スタッフの女性は何も話さず静かにしてくれるので、マジで寝そうになります。いや、寝ました。マッサージのおばちゃんに来てもらってお話しながらってのも好きですが、これも極楽です。

 最上階の露天風呂へ深夜に行ったら一人だったので、ちょっと写してみました。ぜーんぜんボケてました。

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 朝も頑張って一番に行きました。こういうことは頑張れる。朝は昨夜と交代し、5階の岩風呂が女性用。ここのお風呂へ行くアプローチが素敵なんです。間違いなくカッコいい。

 ところで、湯元舘さんはフェイスタオル・バスタオルとも各風呂場に備え付けてあり、手ぶらでも行けるようなスタイル。バスタオルはちょっとだけ拭いてすぐ洗たくということになるので、少し反エコな気もします。一方で楽でいいのですが。

P8250396  朝ごはんはお魚を炙って食べます。昨夜の夕食の豪華さを思えばシンプルです。でも美味しいのはなぜ。

 少し高めの宿ですが、このサービスとお食事とお風呂なら安いくらいです。松江の佳翠苑皆美同様、また必ず行くつもりです。

 さぁてリフレッシュできたところで、もう少し滋賀を散策してから信州へ。いよいよ終盤。でも続きます。

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